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サードメディスンという新しい理論が社会に浸透するまでのタイムラグ

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サードメディスンという新しい理論が社会に浸透するまでのタイムラグ

サードメディスンという新しい理論が社会に浸透するまでのタイムラグを考える。サードメディスンをすでに取り入れている人・知っている人は、時代を先ゆく人です。数年後には時代がフィットします。

 

スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営という本を読んでいる。(スノーピークとは、キャンプ・登山・アパレルを中心としたアウトドアブランド。)

この本に、新しい概念が社会に受け入れられるまでのタイムラグについて書かれている箇所があり、サードメディスンの今、も、こういう段階なんだな、と思った。

画期的な製品を開発したとき難しいのは、「すごい」からと言って、その製品がすぐに売れるとは限らないことだ。

「コンセプトはすごくいいが、まだ売れていない製品」

発売時期と売れる時期にタイムラグが発生するのは、スノーピークの製品が社会にフィットするスピードよりも少し早く世に出ているからだ。

私は年間何十日もキャンプをしており、社員にもヘビーなアウトドアの愛好者が多い。

このため、アウトドア用品の今後について気づくのが「早すぎる」ということが起こりやすい。

顧客にとっては発売しても当初は「製品の意味が分からない」状況が生じる。

それが時間の経過とともに、理解が広がり売れるようになる。

新しい価値観の製品を作る以上、売れるまでに時間がかかる。

市場創造型の会社であり、タイムラグが生じるのはある意味で宿命だ。

 

まさにこれだ。

アロマのヘビーユーザーであるわたしたち。(発明した軍場さんはアロマで臨床をとりまくった人であり最強のヘビーユーザー)

だから、サードメディスンという新しい理論に触れた時、今後の可能性を直感的に理解できた。

でもまだ社会のスピードはここに追いついていない。

アロマのヘビーユーザーであるわたしたちがどれだけサードメディスンの素晴らしさや可能性を説明しても頭の上には「?????」となる。むしろ宗教団体かマルチビジネスか?と、なんか怪しまれることすらある。

 

わたしがアロマと出会った12年前にはアロマはこんなに市場に存在していなかった。東京に行って新宿伊勢丹で最先端の情報を収集するしかなかった。でも今は札幌の市場にも広がり、アロマの教室も増え、玉石混淆ではあるものの、確かに裾野が広がっている。

だからきっとサードメディスンも数年先には当たり前の時代になる。

 

最初は理解されず売れなかったが、それでもカタログに載せ、店頭での紹介を続けたことにより2年目、3年目に売れ始め、いまだに売れ続けている。

 

ただし「早すぎる」状況は以前よりもだいぶ緩和されている。

一昔前は3年どころか、一般のユーザーがほしくなるよりも「5年早い」製品を発売することもあった。

タイムラグが減ったのは、イベントのスノーピークウェイなどを通して、「顧客はこの製品を今ならば受け入れてくれる」というタイミングが我々の肌感覚で分かるようになってきたからだ。

わたしたちの次にサードメディスンを受容してくれるのはきっと、代替医療に興味がある人とアロマを楽しみ生活に取り入れ始めた人たちだ。

・・・いや、違うかもしれない。

サードメディスンはアロマだけではなく、食・運動・心理・コミュニケーションなどの様々なアプローチが可能な分野であり、かつ、多分野を繋ぐ理論である。

逆に言えば、あらゆる視点での発信が、おもわぬ展開につながるかもしれない。ウェブマカジンぴったりじゃん!

わたしたちは、受け入れられようとも受け入れられずとも発信を続け、時代がフィットするとき、温度差が縮まる瞬間を察知し、タイミングよく提供していくことが必要だ。

そこからサードメディスンのファンがひとり増え、またひとり増え、少しずつ広がり、きっと絶対に数年後には当たり前の時代になっている。

このコラムを来年のきょう、再来年のきょう、5年後のきょう読んで、時代がいつフィットするのかを楽しんでみたい。

 

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